はじめての瀬戸内 ~しまなみ海道縦断☆四国初上陸の旅~
わずか3泊4日の出来事を全15回に分けてお送りしてきました長編連載も、今回で最終回。
ここまで書き続けると、このシリーズを終えるのすら寂しい想いです。
このシリーズを通して、どこかの誰かが、尾道や、しまなみ海道、松山に「行ってみようかな」と興味を持ってくれる事があれば良いなあと思います。
→「はじめての瀬戸内」目次
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☆2015年5月14日 15:00 愛媛県松山市 道後温泉街☆
道後温泉の駅舎前は実はこんなに栄えています。
その脇に位置するのが時間になると動き出すというカラクリ時計。
その名も坊ちゃんカラクリ時計です。
夏目漱石の「坊ちゃん」に登場する人物の人形が動き出すとのことです。
すぐ横にある足湯では多くの人がのんびりと足を癒しています。
15:00になると、辺りにいた観光客が時計の前に集まってきました。
カラクリ時計というと、やっぱり時計がパカッと開いて中から人形が出てきて太鼓を叩いたりする動きをするのでしょうか。
こちらがその坊ちゃんカラクリ時計。
さあ15時です。
流れるメロディー

やっぱり時計の部分が人形たちに変わったと思ったら~・・・・
わわ??
上に高くなり始めているではないか!!!

これは予想外!!高さ自体が変わるだなんて~!!
道後温泉恐るべし!!!
土台まで上に持ち上がった!!!w(゚o゚)w
ひょえー!!3階くらいまでの高さに変貌したんでないの?!
これは大掛かりなカラクリ時計ですねえ!
最終的には横の部分からも人形たちが登場です。
あら~これは賑やかで楽しいカラクリ時計ですねえ

カラクリ時計としては今まで見てきた中で一番見入ってしまいました!!
意外と楽しいぞコレは~

さて、このまま道後温泉をちょっと探索です。
何やら多くのお店があるので、愛媛ならではのものもあるのではないかなーと思うと・・・
出ましたよ松山銘菓が。
タルト・・・・
タルト??
タルトって何??
タルトっていうのは松山を歩いていると色んな場所で、色んなお店が出している銘菓。
写真は取り忘れたので、まずはこちらで画像を見てください。
ほうほう、何だそういう銘菓があるのかー。
ちなみにキャラクターもいるよ。
タルト人って・・・

こわ・・・
ところでよく見ると、カラフルな団子も一緒に入っているますが、写真左の団子・・・
で、で、でかっ

なによこの大きさは・・・・主食か!Σ( ̄ロ ̄lll)
こんな大きな団子はちょっと厳しいので、ノリさんと食べる事にしたのはこちら。
ぬれおかき。
え??
ぬれおかき??
おかきが濡れてるの??
え?え?よくわからない

ならば食べてみるしかないよね!!
青のりぬれおかき。七味マヨぬれおかき。
自然薯を練り込んだ、もちもち食感のおかき。
ふえー!!こんなの初めて食べました

まさに新食感!! 想像してたのと全然違って本当にもちもちでした。
おかきがモチモチ。ふーむびっくり!!しかい旨い!!
さて、道後温泉街をノリさんの運転で出発です。
今回の旅は四国初上陸でもあります。
四国に来たら、一個でもいいから行っておきたいというのがありました。
それは有名な四国八十八箇所霊場。
関東民としては四国といえば八十八箇所というイメージすらあります。
松山市にも、そのうちの何か所かが存在しているのです。
というわけで、道後温泉からもほど近い、石手寺へと行きました。
石手寺の入口。
なんだろう、この雰囲気は。
今まで訪れたお寺とはちょっと違う空気感。
そして・・・ここに来る道でも見かけた、本物のお遍路さん。
多分、お遍路している人にも色んな方がいます。
僕の様に観光で来ている人もいれば・・・
休日を利用して何年もかけて全て巡る方。
まとめた休みを取り、一気に車で巡る方。
そして・・・恐らくは人生の何かを背負って、徒歩で全てをまわる、歩きお遍路さん。
ここ石手寺にも、そうした多くのお遍路さんがいらっしゃいました。
若い人もいれば年配の方もいました。
そうしたお遍路さんが、普通に存在しているのです。
この事に僕は強い衝撃を受けました。
こんなに普通に存在しているのか・・・と。
51番・石手寺。
回廊形式で参道を巡るという珍しいお寺です。
ノリさんによると、四国八十八か所の中でもかなり大きなお寺なのだそうです。
なんという空気感。
正直、水曜どうでしょうでのイメージしか持ってないので、本当に訪れると驚きました。
でも、どうでしょうファンなら八十八箇所は一個くらい訪れないとね!!
ノリさんに教えてもらって、それぞれの場所できちんとした手順で参拝させていただきました。
ここに来る方たちはその手順を学んできている方が多く、僕もきちんとしなければなと感じました。
いやあここは来て良かった。
八十八箇所霊場というのが実際は何なのか。
よく知りませんでしたが、そのうち1つだけとはいえ、その場所を訪れたのは良かったです。
色々と思うところがありました。
おっと、真面目な文が長く続いてしまったので、テンションをいつも通りに戻しましょう。
こんなのがありましたよ!
51番、石手寺!!!
えへへへへ~

(意味わからん人は、水曜どうでしょう《四国八十八箇所シリーズ》をどうぞ)
さて、そろそろ夕食の時間です。
再び松山中心地に戻り、地元ノリさんのお勧めのお店でゴハンにします。
最後は名産品とかはもう関係なく食べます

でゅえっとサンのミートソース!!!
あ~しまった、大きさの比較対象物を置いておけ良かった。
これね、大盛りではないんですよ。
普通サイズで、ドドンとすっごく大きいんです

でもただ大きいだけなのではなくて、しっかりとした味がして美味しいの

いやあ最終日はけっこうグルメしてますね~!
さすが地元のノリさんに案内してもらってるだけあって、松山満喫ですよ!
本当、ありがたい事です

こうして夕食も済ませ、旅はとうとう終わりを迎えます。
ノリさんのご厚意で、帰りの飛行機が飛び立つ、松山空港まで車で送っていただきました。
初めてお会いしてから、わずか8時間。
それなのに、随分と前から知り合いだったかの様な感覚。
ツイッター上でしかやりとししていなかったのに、松山を案内してくれて、ありがとうございます。
神奈川と愛媛は約900キロも離れています。
なので、滅多にお会いする機会は無いと思います。
でもこうして、旅の最終日を一緒に巡れた事は、この先も忘れないと思います。
松山、すっごく楽しく過ごせました。
またいつか、お会いしましょう!!!!!
ありがとうございました!(^-^)
写真には撮れなかったけど、飛行機から見た松山の夜景は綺麗だったなー
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こうして、4日間に及ぶ、瀬戸内を巡る旅は終わりを迎えました。
この旅は、過酷な展開が数多くありながらも、多くの人に出会い支えられ、笑わせてもらった旅でした。
白滝山荘に仕事で泊まってて、熊本旅をお勧めしてくれた大阪のヤマさん(仮名)、
平山郁夫美術館で色んな事を教えてくれて写真も撮ってくれたのカフェのお姉さん、
大三島でソーラー発電工事の現場監督してるオジサン、
今治のお好み焼き屋さんのミーコちゃんと、紹介してくれたアカさん。
そして最終日を一緒に巡ってくれたノリさん。
他にも多くの方と会話しながら旅をしました。
過酷さ自体も楽しめたのはこうした方々のお陰という事もあるんだと思います。
だからなのか、旅の途中からすでに思っていた事があります。
これは・・・忘れられない旅になるだろうなあ。
そして実際、忘れる事のない大切な旅となりました。
帰ってきて、「旅どうだったー?」と色んな人に聞かれます。
そんな時、僕はこう答えています。
最高の旅でした!!
はじめての瀬戸内 ~しまなみ海道縦断☆四国初上陸の旅~
完
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