赤坂見附から大山山頂を目指す、とことこ大山街道

9日間、更新回数は延べ18回にも及んだ、この長期連載もいよいよ最終回です!
→とことこ大山街道 目次
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☆2015年10月21日 14:00 神奈川県伊勢原市 大山中腹☆
いよいよ!大山街道、最後にして最大の難関が始まりました

もうすでに街道という体はなく、ただひたすらに登山と化しています。
鬱蒼とした森の中を進んで行く。
時間が遅いせいか帰りの人とはスレ違いますが、僕の様に登ってる人の気配はありません。
その事が少し気持ちを逸らせます。
しかし行く手を阻むのは、逸る心も挫けそうな、岩を越える坂道。
普段、登山などしない僕にはかなりハードです。
き、キツイ・・・

斜面を見ると、その傾斜がよくわかります。
ぐう・・・最後の最後で、何という試練でしょうか。
白く霞む向こうには、これまで歩いたと思われる方角が・・・
伊勢原なのか、厚木なのか、海老名なのか・・・それともその全てか。街が見えます。
ぜえ・・・ぜえ・・・厳しい道のりだあ(lll゚Д゚)
天狗の鼻突き岩。
ポコっと空いている丸い穴は、天狗が鼻で空けたと言われているのだそう。
お、少しだけ整備されている部分もあります。
こういう部分があると、ちょっぴり体力が回復します。
いよーし!!行くぞ!!!!!
ザクッ ザクッ
体力回復したから軽快に登りますが、それもすぐに止めて、途中にあった場所で休憩です。
標高が高くなってきたので、日が差すようになってきました

西日の照らす机で再び体力回復に努めます。
うーーん、いい色になってきてますねえ

こういうのを見ると、やっぱり自然って良いなあって感じます。
さあ、山頂へもう少し頑張りましょう。
ぜえ・・・ぜえ・・・
ぜえ・・・ぜえ・・・
もう随分と登り続けているなと思っていると、前方に鳥居が見えてきました。
どうやら、あとほんの一息で山頂の様子。
不思議とその空気感であと一息なのだとわかります。
鳥居の向こうの階段を少し進むと、ついに・・・・
再びの鳥居、そしてついに建物が姿を現しました。
いよいよです。
赤坂見附から70キロ以上の道のりでした。
いよいよその長い旅路が終わりを迎えようとしています。
こ・・・ここはまさか!!!!!
大山山頂本社・・・!!!
ついに・・・!!大山阿夫利神社の本社へと辿り着きました!!!
そう、ここが山頂です!!
標高1251メートル!!!
つ・い・に!!
赤坂見附からの長い街道歩きは終わりを迎えました!!!
という訳で!!!
とことこ大山街道、これにてゴールです!!!
9日間、色々な街を歩いてきました

途中、地味さのあまり、何度も何度も止めようかとも思いました。
でも、前回シリーズの33市町村制覇とは違う魅力がある事に気づき、その土地の歴史を大切にするという事を勉強しました。
ところがさらに歩き続けると、また別の物がみえてきた行程でした。
それは、歴史を重んじる街道歩きが、歴史ばかり重要視してはいけないという事です。
確かに、昔からあるお寺や神社などを訪れる事は大切な事です。
でも、街道に息づいている「今」を見る事が最も大事なのだとわかりました。
だから、大山街道沿いにあるカフェやカレー屋さんなど、今を生きる人が営むお店に立ち寄りました。
過去を大事にしつつも、今。そして未来。それが大切なのだと感じました。
そんな考えを与えてくれた、大山街道に感謝して、今回の企画を終えたいと思います。
企画名:とことこ神奈川2015「とこと大山街道」
(帰り道は雲がかかる大山)
期間:2015年2月~10月(全9日間・更新18回)
(かと思えばこの日最高の眺めは下りの中腹で)
勝手にテーマ曲:ミスターチルドレン「足音」
(女坂から一緒だった男子は僕より遅れていきました)
参考ガイドブック:中平龍二郎著「ホントに歩く大山街道」 by風人社
(最終のケーブルカーは発車3分前に到着)
スペシャルサンクス:散歩かふぇ「ちゃらぽこ」ぱきら様
(無事にトレッキングステッキも茶屋へ返却。新型ケーブルカーで帰路へ)
スペシャルサンクス:ブログ&ツイッターにコメントくれた皆様。読んでくれた皆様。
そして、大山街道沿いに息づく全ての皆様
どうもありがとうございました!!!
とことこ大山街道 完
→次回、当ブログ「なんとかなるでしょ!」も最終回です。
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